コロナ後のパリ暮らし

2023年4月から1年の記録

日本のレターパックに似たLettre Verte Suivie

フランスの健康保険証Carte Vitaleの申請をするのに、必要書類を郵送する必要が出てきました。

こういう大事な書類は書留で送ろう、というのが日本人の心理だと思います。
ですが今回、申請書以外の添付書類はすべて原本ではなくコピーでした。申請書だけは原本だけれど、ダウンロードした様式に書き入れているだけなので、失くしてもまた作れます。なので、届いたことさえ確認できれば良い、万一届かなかったらまた書類を用意して送れば良い、という状況でした。


そういうときに便利なのが、このLettre Verte Suivieです。追跡コードがついた、送料込みの封筒です。
重さや厚みに制限があり、追跡ができる点が、日本のレターパックレターパックライトに近いイメージかなと思います。
なお、Lettre Verte Suivie以外にも、追跡コード無しタイプ、速達タイプ、小包タイプ、切手のみ(封筒は自身で用意する)、など多々種類があります。

 

では、購入から説明していきます。
こっちの郵便局La Posteに行きます。すると、こんな感じで封筒が並んでいます。

Lettre Verte Suivieの3種類

こちらは『Suivie』がないので追跡はできない。見た目が似ているので注意。

 

写っているのは3サイズで、
C4 (229 x 324 mm) 最大 100 gまで
C5 (162 x 229 mm) 最大 100 gまで
DL (110 x 220 mm) 最大 20 gまで
となっています。
大きさを日本式に言うなら、角2、角6、長3が近いですね。

私が送りたかった書類は全部でA4サイズ11枚。こっちで入手した用紙を使ったのですが、日本で普段使っていたものよりも明らかにコシがあります。そういえばティッシュは日本より明らかに厚いし、用紙も厚みが違っていそうです。
ということは、重量オーバーが心配になります。
La Poste内には以下のような自動販売機があって、その上部が重量計になっています。

見た中では新しい機種。店舗によっては古いタイプもまだ現役。

測ってみると、約50gでした。
なので、DLは選択肢から除外。100gまで入るC4かC5のどちらかになりますが、私は迷わず安価な方のC5を選びました。書類を半分に折れば入りますからね。別に折り目があったって、フランス人は気にしないだろうし。
そう思って、C5のLettre Verte Suivieを1枚取り、近くにいた局員さんのところに行きました。

 

今から思えば、『このLettre Verte Suivieを1枚ください』、と言うだけで良かったのですが、このときはフランスで封書を送ること自体が初めてでよくわかっていなかったので、『この書類を送りたいのだけど、これで大丈夫?』みたいな聞き方をしてしまいました。
すると局員のお姉さんに、大きい方のサイズがあるでしょ、とC4サイズが置いてある棚を指さされました。
2つ折りにしたら入ると思ったんだけど、とほぼジェスチャーで主張したところ、『とろぷち(trop petite)〜!』と何度も言いながら、書類を半分に折って封筒に入れようとしてくれたのです。
ただ、その手つきがなんとも不器用で、封筒のフチが破けてしまいました。親切でしてくれたんですけどね(泣)。
レターパックは薄口とはいえボール紙だから、通常の封筒より厚みがありますが、Lettre Verteは普通の封筒並みの厚さ。不器用じゃなくても破けやすい素材ではあります。

 

最終的に、局員さんはどうにかねじ込み、重さを確認し、そしてレジスキャナでピッとして、3.18€だよ、と。
請求されたってことは、これでちゃんと送ってくれるということなので、そこで一安心。

支払いを済ませ、まだ書いてない宛名を局内の作業テーブルで書き入れました。

封をするフラップ部分が少し長めで、半分あたりのところからミシン目で切り離せるようになっています。そこに大事な追跡番号が書かれているので、切って持ち帰ります。

幸い、私が行った郵便局の作業テーブルにはセロテープも糊もありましたが、店舗によっては置いてないのでご注意を。

セロテープで破けた封筒を補強してから、黄色いポストに投函しました。


上の写真のように、封筒そのものは誰でも手に取れるところに置いてあります。局員さんの目を盗めば、お金を払わずに使えそうな置き方です。支払ったら支払い済み確認のためハンコを押してもらうという話も聞いたのですが、それもありませんでした。

私の推察ですけど、レジスキャナでスキャンしたときに、金額だけでなく、個々の封筒の識別番号も読み取り、支払い済みであるとシステムに登録されるようになっているのではないか、と思います。じゃないと、簡単に不正ができてしまいますもんね。

誰か真偽を教えて…ともかく、私の書類は以下のような感じで、ちゃんと追跡できました。

La PosteのHPに追跡番号を入力すると状況が確かめられる

これの見方が十分に理解できていませんが、6月5日の投函から2日後の7日には届き、9日に受け取りの確認ができた、ということなのかな?よくわからん…

まあでも、届いてはいるみたいだから、ひとまず良しとしましょう。